さらば、わが愛―カセットデッキ

さらば、わが愛―覇王別姫(はおうべっき)と掛けたダジャレ(?)。
べっきとデッキ。
つまらない上に、意味不明。申し訳ない。

高校時代に購入して、長年の付き合いだった、アンプ・CDプレーヤー・カセットデッキ・スピーカー・ターンテーブルがありまして。
カセットデッキ以外は、人に差し上げたのだけど、こいつは故障してたので、そのまま居残り。
こんな動かないの、売るに売れないし……捨ててしまう他ないのだけど、捨てるのに抵抗があって、いまだ放置。
説明書の隅っこに、鉛筆で“91年9月15日購入”と記してあった。
(こういう妙なとこでマメな性格は、昔からなのね。笑)
もう17年も昔のことなのかぁ……。
思えばこいつには、ずいぶん世話になった。
今ならiPodであっという間なことも、手間かかったもので。
『マイ・ベスト』なテープを作るのに、時間を計算して、A面B面の曲配分を考えたり。

なるべくベストな状態で録音するために、新品のテープは早送り~巻戻しを数回して、テープをほぐしたり。
テープ上部の穴をセロハンテープで塞いで、メタルテープをノーマルテープに認識させて録音する、とかいう意味わかんない技も試したっけな。
効果のほどを聴き分ける耳はもってなかったけど。笑
幻の(?)タイプIIIテープを入手して、勿体なくて開封できなかった、なんて思い出もあるなぁ。
今どきの子は、カセットテープとか知ってるのだろうか?
もしかしたら、かえってカセットよりレコードの方が馴染みがあるのかな。
当時は、レコードは滅びたと思ってたのに、今ではカセットの方が風前の灯火。
諸行無常な感じ。

さらばカセット。わが青春時代よ。