ありがとうジャズギルド

出会いは3年ほど前のライブ。
それまでオーケストラ編成の音って苦手だった。
でもその日見たライブで嗜好が変わった。
それくらい衝撃的な出会いだった。
それが Okinawa Jazz Guild Orchestra。
シャープでキレのある指揮&演奏。男臭い選曲。グダグダなMC(良い意味で)。そしてなぜか繰り広げられる、手品/リンボーダンス/紙芝居/絵描き歌……。
例えばこう。
スピーディな演奏で選曲はロッキーのテーマ、そしてなぜか指揮者はひたすら正拳突きをしまくってるとか。
メロディのきれいなトランペットを吹いてるのは、なぜかモモヒキに牛乳瓶底メガネの格好、とか。
おしゃれなジャズ……ではない。
演奏はプロそのものだけど、それ以外はまるで学園祭で悪ノリした男子。
この怪しげなエンターテインメントが、クセになってた。
そんな一番好きなライブバンドが、昨日をもって解散。
リーダーが仰ってた。
「長い練習期間と一回きりの演奏。不経済なバンドでした」
なのにいつも安いチケット代。
きっとただ楽しいから/楽しませたいからって気持ちでやってたんじゃなかろうか。
だからこそ、あれだけのエネルギーがあったのかもしれない。
ありがとうジャズギルド。
ほんとに聞き惚れ&大笑い、楽しませてもらいました。
しかし唯一追っかけてたバンドだったのに……。
楽しみが一つ減ったなぁ。
箆柄暦による紹介
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